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復活公開初日から1週間が過ぎました。
あの日は徹夜でしたので、しばらく体調が悪化しましたね苦笑。
さて。
一昨年、TVシリーズ版を見終わったとき、彼が復活したら今度は何に対して反逆するんだろうな?と思っていたら結局反逆しないのが答えでした。
そこに新しい何かは無く、復活映画の彼の行動も全て後始末的なものでしたね。
良くも悪くも世相を反映してるなという印象。諦念し体制に迎合する傾向が強い今の世の中に沿っているのかもしれないですね。だからルルーシュの苛烈なキャラクター性も大人しくなりストーリーも小粒になっている。
ルルーシュと妹、また親友達との関係性があっさりしているのもそのせいでしょうか?
反逆の精神があったからこその繋がりだったのでしょうか?
うーん
今回の彼にあるのは諦念だと思うんですよね。それは悪い方ばかりではないけれど。
私はゼロレクイエムは少年期の終わりの象徴とも受け止めているので、復活後の彼は少年時代のルルーシュではないと考えることもできます。
少年時代の輝きは失われてしまったけれど、大人となった今、それでも生きなければならない責任がある。自らが起こした反逆の結果を拾う旅にでかけるのでしょう。不始末のキッカケとなった悪い魔女に拐われた感も否めませんが。
まあ、実際しーつーをあのように描いたのはそのためでしょう?
舞台の最後、死によって解放されたかに見えた主人公はそれだけでは許されず、魔女に拐われていくのです。。
まあ、ルルーシュはそれも納得しているのでしょうな。
復活というよりも死の延長線上にある停滞の時間、といった風ですが。
今はとりあえずそう考えておきましょう。